マンションやアパートなどの集合住宅では、
隣人や玄関からの音が気になることがありますよね。
中でも廊下からの騒音は特に厄介です。
そこで今回は、玄関の外から音が漏れてきて気になる人に向けて、
スタイロフォームを使った効果的な内扉DIYによる防音対策をご紹介します。
防音対策の具体的な方法
集合住宅で音が漏れてくるのは主に玄関と窓になりますが、今回は玄関への対策です。
防音対策として色々な対策方法がありますので、まずどのような対策案があるかを紹介します。
①内扉の補強:
内扉とは室内につけるドアのことです。
内扉は、防音対策の中でも最も効果的な方法の一つです。
内扉には、防音性の高い材料を取り付けることで、騒音を遮ることができます。
今回はDIYで作れる防音対策としてスタイロフォームを既存の玄関扉の内側に設置する方法の詳細を紹介します。
②外扉を交換:
玄関先のドアを防音性の高いドアに交換します。
リフォームとして住宅の改修工事が必要になりますし、マンション・アパートなどの集合住宅は賃貸だと外扉は共有部分になりますので、そもそも外扉の交換は禁止されている場合があります。
費用が高くなりますしね。
ただ国や自治体から、防音対策を支援する補助金が出ている場合があります。
もしくはマンションやアパートの場合には、マンション管理組合やアパートオーナーが、防音対策の費用を補助することがありますので、一度調べてみるのもありかもしれません。
③防音カーテンの利用:
廊下から漏れてくる騒音をカバーする方法として、防音カーテンの利用があります。
防音カーテンには、騒音を吸収する素材が使われており、騒音を遮断する効果があります。
また、ダブルカーテンを取り付けることで、さらに防音効果を高めることができます。
玄関と部屋の間にこのような防音カーテンで仕切りをすることで防音・断熱効果が期待できます。
④防音テープの活用:
防音テープは、ドアや窓の隙間に貼ることで、騒音を遮ることができます。
特に、ドアの隙間に貼ることで、防音効果が高まります。
また下にあるような防音テープを貼ることで、
冷気や暖気の漏れも防止することができますが、ただ防音効果は高くありません。
内扉のメリット
内扉を付けることによるメリットは下記があります。
①防音性UP
②見た目UP
③断熱性・防寒性UP
④コストが安い
それぞれ説明していきます。
①防音性UP
内扉を取り付けることで、室内と廊下や隣の部屋との間で音漏れが少なくなり、防音性が向上します。
音を遮る効果があるため、静かな空間を作り上げることができます。
そこで集中して勉強したり、音楽を楽しんだりする際に有効です。
外と内で防音性のある素材を一枚増やすことによる防音性が期待できるというわけです。
②見た目UP
内扉は、部屋の外観を美しくすることができます。
リメイクシートをつけることで玄関扉をおしゃれに自分の好みでカスタマイズすることができ、
味気ない玄関扉が華やかになります。
③断熱性・防寒性UP
内扉を取り付けることで、室内の温度を保ちやすくなります。
冬場は断熱性が向上して防寒性が高まります。
これにより、冬でも室温を快適に保つことができます。
また、夏場には暑い外気が部屋に入らないことと、
部屋から冷房が逃げなくなることで冷房の効きが良くなり、快適に過ごすことができます。
④コストが安い
外扉をリフォームするとなると費用が高くなりますが、
今回紹介するDIY内窓はコストが安く1万円以内で作ることができます。
また将来的にエアコンの冷暖房による電気代を節約することができますので材料費は時間をかけて回収する感じですね。
スタイロフォームを使った内扉の作り方
【材料】
・スタイロフォームシート
・リメイクシート
・両面テープ
・メンディングプレート or マグネット
・カッターナイフ or ハサミ
【手順】
①扉の寸法を計測
内扉を作る前に、ドアノブの位置や開閉方向など、扉の寸法を正確に計測しておきましょう。
その際に郵便受けなどがある場合は取り外して穴を防音テープなどで埋めておくことをお勧めします。
穴がなくなることで防音性はより向上します。
②スタイロフォームシートをカットします。
計測した扉の寸法に合わせて、スタイロフォームシートをカットします。
カッターナイフやハサミを使って、綺麗な直線で切りましょう。
スタイロフォーム自体は近くのホームセンターで購入することをお勧めします。
通販で購入してもいいですが、運賃が高くなるのでホームセンターでの購入がお勧めです。
スタイロフォーム カット前
スタイロフォーム カット後
③スタイロフォームシートに接着材料を貼り付けます。
スタイロフォームシートにメンディングプレートもしくはマグネットを貼り付けることで、玄関扉と接着できるようにしましょう。
接着面に両面テープもつけると、玄関扉とスタイロフォームシートをよりしっかりと貼り付けることができます。
画像はマグネットをつけていますが、
玄関扉との接着面にはマグネットではなく、メンディングプレートを使うことをお勧めします。
マグネットだと接着力が弱すぎるため、スタイロフォームがずり落ちてきます。
僕も最初はマグネットで作ったものの、最終的にメンディングプレートで作りましたね。
④作った内扉を玄関扉につけて形を整えます。
スタイロフォームシートを玄関扉につけ、扉の形に整えます。
サイズ調整して扉の開閉が問題ないように微調整を加えてください。
僕は隙間が多くサイズ感をミスっていますけど、
皆さんは失敗しないようサイズはしっかり確認して下さい。笑
⑤リメイクシートをつけて見た目UP
リメイクシートは自分の好みに合わせて選んだら良いと思いますが、その際に防音性が高いリメイクシートを選ぶとより防音性、断熱性を高めることができるのでお勧めです。
内扉の形に合わせて徐々に切り貼りしていきましょう。
ちなみに僕が使ったのはこういうタイプです。
なんかちょっとサイズ感合っていないけど、、、、、完成!!
以上が、スタイロフォームを使った内扉のDIY作り方の手順です。
スタイロフォームシートは軽量で扱いやすいため、初心者でも簡単に取り組むことができます。
【まとめ】
廊下から音が漏れてきて気になる人の防音対策について、具体的な方法を紹介しました。
僕は内扉をDIYで作ることが一番良い方法と思っています。
実際作ってみてから、外の音が気にならなくなったので満足しています。
防音対策だけでなく、断熱性もあがり部屋で快適に過ごせますので、興味がある方は是非作ってみてくださいね。
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