どうも、ドゥブです!
僕の地元は島根県の松江市なんですけど、衝撃的なニュースがあったので共有します。
松江駅の近くにあった島根県唯一の百貨店、一畑百貨店がついに閉店してしまうという悲しいニュースです。僕が島根県を離れて、かなり時間が経ちますが、一畑百貨店が無くなると聞くと何か感慨深いものがあります。
そもそも島根の人じゃないと、一畑百貨店って何?ってなりますから、
そもそも一畑百貨店とは?というところからと、これからどうなるかを説明します。
一畑百貨店とは
松江駅の目の前にあり、島根県の中ではかなり良い立地でした。
一畑百貨店は島根県唯一の百貨店として、65年という長い歴史を持ち、
地域の経済や文化に貢献してきました。
しかし、コロナ禍や消費者のニーズの変化などにより、経営が厳しくなり、
2024年1月14日で閉店することが決まりました。
百貨店は田舎だけでなく、都会でも経営は苦戦していますね。
この記事では、一畑百貨店の始まりから閉店までの歩みと、
閉店が地元に与える影響について書いていきます。
一畑百貨店の始まり
一畑百貨店は1958年、地元の一畑電気鉄道が松江市殿町で開業しました。
当時は「一畑デパート」と呼ばれており、地域に根ざした商品やサービスを提供していました。
1998年には松江店をJR松江駅前の現在地に移転し、「一畑百貨店」と改称しました。
売り場面積は約1万4,000平方メートルで、中心市街地の商業が停滞する中、2001年度はピークの年商108億円を達成するなど2000年代は毎年のように年商100億円以上を売り上げ、地域の経済を支えていました。
僕としても一畑百貨店や一畑電鉄と聞くと、「松江」をイメージするほど、圧倒的な存在でしたね。
一畑百貨店の苦境
しかし、2010年代に入ると、郊外型ショッピングセンターの進出やインターネット通販の台頭、地域の人口減少で売り上げが低迷し、赤字に転落しました。
出雲市や浜田市にあった他店舗を閉め、2024年を目標に松江店をリニューアルする計画だったが、テナントが集まらずに断念したそうです。
そこに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの感染拡大で来店客数が減少し、経営が厳しくなりました。
2023年6月13日、一畑百貨店は来年1月14日に営業を終了すると発表しました。
従業員は一部を除いて来年1月末までに解雇し、親会社の一畑電気鉄道グループへの再就職を支援するということです。
個人的な感想ですが、そもそも島根県でそれなりに大きな会社に就職することは難しいです。世界規模どころか、全国規模の会社の支店さえ少ないです。僕も大学卒業後に都会での就職をせざるを得なかったという感じでしたね。
一畑百貨店の閉店が地元に与える影響
一畑百貨店の閉店は、地元にとって突然の衝撃的なニュースでした。
島根県は山形県や徳島県に次ぐ全国3カ所目の百貨店の無い県となります。
僕の親にしても、普段必要なものを一畑百貨店で購入するということはないです。
たまに良いものや贈り物を購入する時は一畑百貨店で購入していました。
なぜか一畑のイメージが松江駅と共に地元の人にはしみついているので、感情面で寂しいという気持ちがまずありますね。
また一畑百貨店は、松江市の中心市街地の活性化や人口流出の防止などにも貢献してきたと考えます。
一畑百貨店は駅前にあり「松江の象徴」として、多くの市民に親しまれてきました。
駅周辺だから一畑がなくても、あるていど勝手に栄えるんでしょうが、その存在が経済的にプラスになっていたのも事実です。
百貨店での消費だけでなく、100名ぐらいの従業員の雇用も生み出していたので、経済的な損失もあります。
まとめ
一畑百貨店は島根県唯一の百貨店として、65年の歴史を持ち、地域の経済や文化に貢献してきました。
しかし、コロナ禍や消費者のニーズの変化などにより、経営が厳しくなり、
2024年1月14日で閉店することが決まりました。
この記事では、一畑百貨店の始まりから閉店までの歩みと、閉店が地元に与える影響について書いてみました。
一畑百貨店は地域に根ざした商品やサービスを提供してきたデパートです。
閉店は多くの市民にとって寂しいことですが、資本主義経済ですから仕方ないことでもあります。
無くなることを嘆いてもどうしようもないので、何か別のビジネスで島根が盛り上がっていくことを願ってます。
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